背骨の歪みが、様々な不調の原因となる。
という考え方は、
私の様な、鍼灸整体師などのお医者さん以外の治療家であれば、誰もが認識していることですが、
エミーナジョイクリニック銀座院長の女医さんである伊東エミナ先生は、現代医学のお医者さんでありながら、
「自律神経失調症の重大な原因として、背骨の歪みがある。」
と主張されています。
脳からつながっている脊髄が背骨の中を通り、椎間孔という穴から、末梢神経としての運動神経・感覚神経・自律神経が出ています。
猫背などの姿勢のアンバランスから背骨に歪みが生じると、椎間孔が狭くなり、これらの神経を圧迫し、自覚症状として、首や肩のこり・痛み、とともに、自律神経の不調を伴っている人が、実に多いと主張されています。
この様に、一部のお医者さんでも、こうした考えを持つ方はいらっしゃいます。
一般的・標準的治療の他に、鍼灸や整体やカイロプラクティックのような、現代医学以外の治療法(代替医療と言います)を用いているお医者さんも、少数ですがいらっしゃいます。
特に、鍼灸は日本の数多くの大学病院で実施されていて、お医者さん自ら鍼灸治療をされている方もいらっしゃいます。
さて、先ほどの、背骨の歪みについてですが、
OKはり灸マッサージでは、そこだけをクローズアップして診るのではなく、
必ず、手足(上肢・下肢)と連動させて診るようにしています。
背骨だけが、勝手に歪むのではなく、必ず、上肢・下肢とも関係性を持って、体のゆがみを形成している、と考えているからです。
その、体全体の歪みを形成する原因として、体表面を覆っている、「皮膚・皮下組織・筋膜」が、硬く縮こまることによって発生する、と、OKはり灸マッサージでは考えています。
ですので、鍼灸治療(針やお灸など)で、体の表面の「皮膚・皮下組織・筋膜」に、浅くアプローチするだけで、
体をがらっと変化させることができる、と考えています。