自律神経失調症による不調は、器官そのものには異常がなく、自律神経のアンバランスな状態が改善されれば回復するものです。
しかし、よく似た症状であっても、別の重大な病気がひそんでいることもあるため注意が必要です。
自律神経失調症と間違って判断されてしまいやすい病気として、
ぜんそく、COPD、などの、呼吸器疾患。
不整脈、弁膜症、などの、循環器疾患。
胃潰瘍、肝炎、膵炎、クローン病、などの、消化器疾患。
糖尿病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、副腎機能低下症、下垂体機能低下症、などの、内分泌・代謝疾患。
パーキンソン病、多発性硬化症、重症筋無力症、などの、神経・筋疾患。
貧血、などの、血液疾患。
膠原病、などの、自己免疫疾患。
脳腫瘍、がん、など。
また、身体疾患だけでなく、
うつ病、神経症、統合失調症、などの、精神疾患。
など。
自律神経失調症であげられる症状が、自分に当てはまるからといって、勝手に決めつけてしまうのは危険です。
症状が長引く場合、まずは、きちんとお医者さんの診察を受けることが大切になります。