OKはり灸マッサージは、現在、頚椎後縦靭帯骨化症をお持ちの方を定期的に鍼灸施術させていただいております。
この方は、元来の肩こり症でしたが、ここ数年は特にひどくなり、首の骨をボキボキする整体などに行って、なんとかしのいでいたようです。
が、あまりにも症状がひどいので、整形外科を受診したところ、頚椎後縦靭帯骨化症、が判明しました。
一時は手術も検討されましたが、まだ神経症状が出ていない、ということで、保存療法で様子をみることになりました。
が、整形外科の保存療法といっても、結局「薬」で、これがまた効かないとのこと。
当然、怖くてボキボキ整体にも行けない。
そこで、OKはり灸マッサージにご来院いただくようになったのですが、結論的に、非常に良い経過をたどっています。
今では、月に1回の来院ですが、ほとんど首肩こりが気にならないし、こってもすぐに治まるとのこと。
整形外科にも通院しているが、ただ効かない薬をだされるのみで、ほとんど意味がないとのこと。
この方のお話で興味深かったのは、首肩こりがひどくなってから、横になって寝ようとすると、上下肢が何とも言えないおもだるさに襲われて寝られない、という症状が出現した、ということです。
内科に相談すると、「脱水」と言われ、点滴治療だったそうです。
が、この方の場合、横になると上下肢がおもだるくなるが、座ると治まる、とのこと。
今から考えると、横になることによって、頚椎での脊髄圧迫が微妙に起こり、それで上下肢が何ともいえずおもだるくなっていたのであろうと推察されます。
座位で症状が消失するのは、頚椎での脊髄圧迫が解除されるからでしょう。
OKはり灸マッサージで鍼灸施術を受けるようになって、その症状もなくなった、とのこと。
この症状改善メカニズムは不明ですが、とにかく症状がなくなっているのは事実です。
このように、横になると上下肢が何ともいえずおもだるくなる、といった症状がある場合、その症状の責任が「頚椎」にある場合があることは、覚えておいて損はないでしょう。