膝の痛みで来院された80代の方の症例
OKはり灸マッサージには、現在、膝痛で通院を継続されている方がいらっしゃいます。
この方の年齢は、80代半ばです。
それまで、足腰が丈夫なのが自慢で、毎日数千歩は歩かれていたとのこと。
それが、今年の正月、突然膝が痛みだし、病院を受診しても、これといって有効な治療が受けられないため、OKはり灸マッサージに来院されました。
結論的には、治療を重ねるごとに改善していきました。
今では痛みもなく、ちょっとした違和感やツッパリ感が残るのみとなっています。
治療の肝は、やはり、このブログで何回も言わせていただいているとおり、
- 腰椎~骨盤~股関節の上下左右前後のバランスを整えること
- 腰椎~骨盤~股関節と足部との連動性を整えること
です。
その間にある、膝関節は、上下でこれらに挟まれている関節で、必ずこの上下の不具合があって膝痛を発生させています。
膝自体にも治療はしますが、むしろ、膝以外の、腰椎~骨盤~股関節と足部の連動性を整えれば、膝にかかっていた負荷が減少するため、膝は勝手に良くなっていきます。
逆に言えば、腰椎~骨盤~股関節の上下左右前後のバランスが不均衡になり、足部との連動性が取れなくなると、間に存在する膝関節に「捻じれの負荷」がかかり、膝痛を発生させるのです。
高齢でもしっかり改善できた理由は、筋力と継続治療
ところで、治療というものは、総体的に、「年齢が若ければ若いほど治療に反応しやすく改善しやすい」、という傾向があります。
やはり、「高齢になればなるほど治りにくい」、という傾向があるのです。
が、この方は、80代半ばの高齢にもかかわらず改善されています。
高齢でも改善できた要因は、
- 日頃からよく体を動かしていたため、必要な筋力がしっかりあった
- 治療をしっかりと継続して、治るまで通院しよう、良くなろう、という意識が高く、実際しっかりと継続して治療を受けられた
と、私(院長)は、考えています。
やはり、「治るまで治療を継続する人が治る」のです。