腰痛や腰下肢痛、背部痛、肩こり、など、体の後ろ側の症状に対し、体の前側からアプローチする方法は非常に有効な場合があります。
私(院長)は、特に最近、腰痛や腰下肢痛にたいし、腹部や下肢前面などからアプローチし、良好な結果を得ることが多いです。
要は、痛むバランスを痛くないバランスに変えれば症状は軽減するわけで、対側からのアプローチは非常に理にかなっていて、かつ、有効なのです。
このように、症状を改善させるポイントは体のあらゆる部位に存在する可能性があります。
その際、経験からのひらめきが非常に役立ちますが、ひらめきだけではだめで、やはりそこに理論がないと再現性に乏しいです。
その理論は、やはり中国伝統鍼灸医学が一番役に立ちます。
理学療法領域のバイオメカニクスや整体学も役に立ちます。
柔軟な発想と、日々の継続的な勉強と、一人一人の患者さんに対する真剣勝負としての施術を粛々と重ねる。
これ以外に、施術を上達させる方法はありません。
考えなくていい施術ばかりしている施術家は、何十年経験しようが、何の進歩もないでしょう。