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施術・全身の連動性

首肩こりがひどくなると頭が痛くなり吐いてしまうことがある理由

投稿日:2018年12月18日 更新日:

OKはり灸マッサージに来院される方で、首肩こりを訴える方は多いです。

ひどい人になると、首肩がこりすぎると、頭が痛くなり、吐き気を催したり、実際に吐いてしまう、という方もいらっしゃいます。

なぜ首肩こりがひどくなると頭が痛くなり吐いてしまうことがあるのでしょう?

首こり肩こりで頭痛・嘔吐が起こるのは、脳の血流と脳脊髄液の流れが関係している

「首肩こりがひどくなると、頭が痛くなり吐いてしまう」という現象には、

  • 脳の血流、特に脳静脈の流れ
  • 脳脊髄液の循環

が大きく影響しています。

このメカニズムを解剖学的に詳しく説明したいと思います。

小後頭直筋がこる→そこにつながっている硬膜も緊張する

脳は、「脳硬膜」という強靭な膜に覆われています。

脳の硬膜の画像

脳硬膜と首肩の筋肉は、解剖学的につながっています。

例えば、小後頭直筋は硬膜と直接連結しています。

ですので、首肩の筋肉が緊張すると、その緊張は脳硬膜にまで及びます。

硬膜が緊張すると、脳の血流が悪くなったり、嘔吐神経や三叉神経を刺激するので、吐き気が出たり頭が痛くなったりします。

その理由は、次の通りです。

脳の静脈血が流れる静脈洞は硬膜が作っている→硬膜が緊張すると脳の血流が悪くなる

脳の血流は、脳動脈により脳に血液が供給されたのち、脳静脈により心臓方向に排出される流れを形成しています。

全身どこでも動脈と静脈のつくりは少し違っていますが、こと脳の血液循環においては、脳動脈と脳静脈はかなり異なっています。

脳静脈は、いわゆる「血管」とは少し違ったつくりになっていて、脳静脈は、「硬膜」と密接な関係があります。

脳硬膜は、脳を覆うだけでなく、大脳を左右に分けたり、大脳と小脳を分ける仕切りの役目も果たしていて、大脳を左右に分ける硬膜を「大脳鎌」と言い、大脳と小脳を分ける「小脳テント」と言います。

大脳鎌小脳テントイラスト

引用: wikipedia

この大脳鎌と小脳テントが、脳の静脈血が流れる静脈洞という道を形成して、そこを血液が流れています。

脳硬膜大脳鎌小脳テン静脈トイラスト

引用:地球資源論研究室

脳硬膜が緊張すると、脳静脈の通り道が狭くなるので流れが滞ります。

すると、脳には圧迫される力が働きます。

脳が圧迫されると嘔吐中枢が刺激される

ところで、「嘔吐中枢」というものが脳幹に存在します。

首肩が凝ると脳硬膜が緊張して脳静脈が滞ることで脳に圧迫の力が加わります。

当然、脳幹にも圧迫の力が加わります。

その圧迫により嘔吐中枢が刺激され、吐き気や実際吐いてしまう、ということが起こるのです。

三叉神経が刺激され、頭痛がおこる

頭痛は、脳硬膜が緊張することで、脳硬膜に分布する頭顔面部の知覚を担う「三叉神経」が刺激されることにより発生すると考えられます(脳自体は痛みを感じません)。

脳脊髄液の流れが悪くなると、脳幹の嘔吐中枢が刺激される

頭蓋骨と背骨で守られた組織である「脳脊髄(神経系)」の周囲は、「脳脊髄液」がゆっくり循環しています。

脳脊髄液イラスト

この脳脊髄液も硬膜の内側を循環しているため、硬膜が緊張すると脳脊髄液の流れが滞ります。

嘔吐中枢のある脳幹の周囲も、脳脊髄液が循環しています。

脳脊髄液の循環が滞ると、脳幹に圧迫の力が加わり、頭痛~吐き気・嘔吐を起こします。

このように、首肩こりがひどくなると頭が痛くなり吐いてしまうという現象の真犯人は、「脳硬膜の緊張」なのです。

ゆがみは連動している

脳脊髄硬膜は、背骨の中全体にゆるやかに付着していますが、頭と首の境目、第2頸椎、仙骨、の3か所でしっかりと付着しています。

ですので、脳脊髄硬膜の一か所の緊張は、硬膜全体に及びます。

よって、首肩こりによって緊張した脳硬膜の緊張が、硬膜全体に及ぶことで仙骨をひっぱり歪ませることにより、腰痛などを引き起こすこともあるのです。

これが、首肩こりと腰痛がセットで起こりやすい理由のひとつです。

だから、腰痛治療の時も、首肩をしっかりと観る必要があるのです。

もっと詳しく話していくと、頭蓋骨と骨盤は背骨を中継して硬膜によってつながっているので、頭蓋骨と背骨と骨盤は一緒に連動してゆがむのです。

この人体の中枢部である、頭蓋骨~背骨~骨盤、が人間の体調に一番大きな影響を与えます。

ですので、治療としては、この頭蓋骨~背骨~骨盤の中枢部を整えることが最も重要です。

この中枢部は、末梢部の手足と密接に連動していますし、胸郭部も同様です。

中枢部がゆがめば末梢部もゆがむし、末梢部がゆがめば中枢部もゆがむのです。

結論的に、効果的な施術とは、全身の歪みを丁寧に探りながら整えていく「全身治療」になるのです。

 

  • この記事を書いた人

院長 大門信一郎

OKはり灸マッサージ院長。 はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格有。 体のゆがみと自律神経を整える鍼灸師。 鍼灸治療の他、痛くない整体や、心地よい力加減のマッサージも好評です。 なかなか良くならない症状にお悩みの方の力になれれば幸いです。

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