筋肉が原因の腰痛「筋・筋膜性腰痛症」
筋筋膜性腰痛症は、腰痛の中で最も多いとされています。
筋筋膜性腰痛症とは、簡単にいうと、主に腰部の筋肉が痛みの原因である腰痛のことです。
ただし、骨格と筋肉は共に支えあう関係で、筋肉だけが原因で、骨格は全く関係ないということは、基本的にないと考えます。
それはさておき、現代医学的に、筋筋膜性腰痛症と分類される腰痛の特徴は次の通りです。
- 筋筋膜性腰痛症の特徴
- 安静時は痛みがない(もしくはほとんどなく、運動時に痛みが強い)
- 日常生活や歩行が制限されるたり困難である
- 前屈や中腰がしにくうい
- 腰椎前湾消失例が多い
原因は筋肉の過緊張と循環障害
原因としては、過度の運動負荷、長時間の安静保持、不良姿勢などからくる、腰部の筋緊張亢進と循環障害が関与する、と考えられています。
近年では、「腰椎背筋群コンパートメント症候群」とよばれる、脊柱が後湾している高齢者でよく遭遇する病態による筋筋膜性腰痛症も存在するといわれています。
腰椎背筋群の筋内圧が上昇している症例が多いことから、長期間にわたる慢性的な血流不全が生じている、と考えられています。
「腰痛性間欠性跛行」と呼ばれる、腰が痛いために長い間歩けない、という症状も呈することがあります。
筋・筋膜性腰痛に即効性がある鍼治療
この筋筋膜性腰痛症に、鍼灸治療は非常に有効です。
鍼灸治療は、他の治療法以上に、痛みの抑制・血流改善・筋緊張緩和作用があります。
筋肉の緊張がほぐれると、同時に筋肉の機能も強化され、腰椎の支え機能もアップします。
鍼治療は、筋筋膜性腰痛症に対する即効的効果が抜群の治療法と言えます。
ただし、そのときは良くても、特に長年患っている場合や、高齢者の場合、根気よく治療回数を重ねないと、長年の異常な姿勢制御系が構築されているために、すぐ戻ってしまう傾向があります。
このため、まずは3回あまり間を開けずに治療されることをおすすめいたします。
完全に元の状態に戻らないうちに次の治療をすることで、たとえ高齢者の慢性的な症状であっても、異常な姿勢制御機構の改善とともに、症状軽減をはかれる場合が多いです。
もちろん、患っている期間が短期な場合や、若年者の場合は、もっと有効に症状が改善する傾向であることはもちろんです。
腰が痛い、と一言で言っても、様々な要素を診ていかなければなりませんが、当院の鍼灸治療、マッサージ治療、整体治療は、腰痛に対して非常に有効な場合がほとんどですし、引き出しも多いので、腰痛でお困りの方は、是非当院の治療をお受けになられることをおすすめいたします。
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