もうひとつの事例は、いわゆる「ぎっくり腰」についてです。
ぎっくり腰がなぜ起きるのか?
という理由は、ひとつに特定できないというのが、現時点での事実です。
その病気の状態や、症状の出方は人それぞれなので、常に100%の確率で「これが原因だ」と言い切れない、と言い替えてもよいかもしれません。
原因はともあれ、ひと昔前ですと、『ぎっくり腰になったら、痛みがとれるまで、家でじっと横になっていなさい』という指導が一般的でしたが、近年では、ぎっくり腰になったら痛みが強い時に無理をする必要はありませんが、完全に安静にしているのではなく、できる範囲で日常生活をおくる方が治りが早いことがわかっています。
また、よくあるもう一つの事例として、「腰の骨が変形しているから腰痛になる」というものがあります。
これも昔からよく言われることですが、一般の人からお医者さんまで、こういう考えが浸透しています。
しかし、実際は、骨の異常や変形と、腰痛の因果関係は、証明されていません。
「変形性脊椎症」と言って、骨が変形しているために痛みがあるとよく説明されますが、本当は、骨の変形と痛みの関係は、現時点で解明されていない問題なのです。
例えば、病院などで、Ⅹ線画像を見せられ、お医者さんから、「骨がこんなに変形しているために痛みが起こっている」と説明されたとしても、本当のところは、それが腰痛の原因かどうかはわからない、というのが事実で、実際には変形と痛みの因果関係については、まだよく分かっていないのです。
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